2012年10月25日木曜日

急成長するリーダーがいない組織

4月に「日本でも在宅ケアのルネッサンスを」というブログを書きましたが 昨日・一昨日と オランダの"Buurtzorg"という在宅ケア組織についての講演とQ&Aセッションに参加しました。
今回来日したのは 代表で看護師のJos de Blokに加え ヘルスケアとICTの専門家Ard Leferink・家庭医のPatrick Rijkers・職業教育機関と連携した教育等の企画を担当する看護師Jennie Mastの4人(写真右から)です。
前回より深く"Buurtzorg"について学ぶことができた たいへん貴重な2日間でした。
さまざまな観点から注目すべき点は多々ありますが 組織論からいえば「組織全体が階層構造を採っていないフラットなセルフマネジメントチームであること」さらには「各チームにもリーダーはおらず 全看護師がリーダーシップを発揮することが期待されている」という点です。
堀田聰子さん(労働政策研究・研修機構 人材育成部門研究員)も 最初は理解が困難だったようです。
Josに「『中間管理職』大国の日本ではにわかには信じがたい」と質問したところ「マネジメント自体が日々進化している。メンバーを信じて任せることが大切だ」と答えてくれました。
スペシャリストとしての高度な専門性と意欲を基盤にした「新しいリーダシップ論」が生まれるかもしれないと感じたと同時に ぜひオランダへ行って現場をこの目で見てみたいという気持ちが強くなりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿